進学を機に自宅からではなく、一人暮らしをする学生も少なくありません。ある調査によると大学に進学した大学生(除く夜間)が自宅を離れて一人暮らしをする割合は、4割以上に上ります。一人暮らしをする先は、ワンルームタイプの賃貸、学生マンション、学生寮があります。多くの学生は、ワンルームタイプの賃貸物件や学生マンションを借りる傾向があり、学生寮を選ぶ学生は進学する学生の1割程度です。しかし、学生寮はその他の物件よりも居住費を抑えられるメリットもあります。
学生寮の目的
学生寮は本来大学などの高等教育機関で学ぶ学生のための居住施設です。通学距離が長い生徒、通学が困難な地域に住んでいる生徒のためにつくられました。寮はそもそも大前提として多くの人と一緒に寝食を営む集団生活の側面が強い特徴があります。学生マンションや学生会館と混同しがちですが、これらの施設は企業が運営しています。学生寮は、大学が運営している学校専用の寄宿舎なのです。
学生寮では基本共同生活になります。したがって門限や就寝時間など細かいルールが定められている場合が殆どです。
学生寮のメリット・特徴
学生寮に対して古臭いイメージを持っている人も少なくないでしょう。
私の身近では、妹の長男が青山学院大学に通っていました。最初は、自宅から通っていましたが「もっと学問に集中したい」という理由から、青山学院大学の近くに住むことに。一般の賃貸アパートは、大学から近い物件の居住費用は8万円~10万円と高く経済的な負担が高いと判断して諦めました。学生マンションも探してみたようですが、その価格は7万円となかなか価格的に厳しかったのです。
そこで、私は自分が学生寮に住んでいる時を思い出しました。普通に住むよりもかなり安かったのを思い出し、妹に「青山学院大学の学生寮ならそんなに料金がかからないのでは」とアドバイスをしました。
すると思った通り、青山学院大学の学生寮の寮費は水道光熱費を含め5万9000円とリーズナブルな学生寮があり、無事入寮手続をして通ったそうです。
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ただ、学生寮は共同生活が基本です。共同生活をしたことがない長男がなじめるか心配していました。しかし、入寮した長男によると、青山学院大学の学生寮はシャワー・トイレ全個室だそうです。室内もきれいで特に不満はないとのこと。洗濯機や乾燥機は共用だが、同じ大学の学生と交流する機会も増え、講義ノートの情報交換や共用空間で他の学部に所属する学生と話す機会もあり充実した学生生活を送っています。これから学生生活を考えている人は是非、学生寮を活用すると充実した学生生活を送れるでしょう。